研究課題/領域番号 |
19390393
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橋本 淳 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40237938)
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研究分担者 |
吉川 秀樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60191558)
守山 敏樹 大阪大学, 保健センター, 教授 (30283815)
名井 陽 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (10263261)
中村 憲正 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50273719)
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キーワード | MEPE / ELISA / 骨強度評価 / 血中濃度 |
研究概要 |
2種の抗MEPEモノクローナル抗体を用いたサンドイッチELISAでの正常人血漿サンプルでの測定安定化を測る検討を行ったが、Pilot studyにおいて測定感度以下のサンプル数が多かったため、測定感度をあげるべくプロトコールの再調整を行った。 スタンダードタンパク濃度、ブロッキング液濃度および種類、サンプル希釈液の種類の調整を行い、低濃度域での高感度化を図った。 ナカライ社Blocking Solutionより、大日本製薬BlockAceの方が感度が上昇することを確認した。固相抗体とブロッキング液の濃度の調整の検討を行い、固相抗体では5ug/mlと10ug/mlとの間で差が無いことを確認し、ブロッキングではBlockAce25%と50%の間で差が無いことを確認した。健常人32名の血漿サンプルを用いてMEPE濃度を測定した。低濃度領域での直線の信頼性は、現在の当施設での系では1ng/ml以下は直線性に劣るため、5倍希釈で用いた血漿で1ng/ml未満のものは測定感度以下として検討した。32サンプル中測定感度以下であったものは12サンプルで、20サンプルは測定可能であった。測定可能でサンプルのMEPE濃度は5.7〜175.5ng/mlであった。1ng/ml以下の低濃度域での測定信頼が不十分であるため、より高感度に、より低濃度での測定可能な系を現在作成中であり、大量サンプルの測定用に抗体の大量生産の調整に入っている。 大阪大学保健センター健康診断時に採取した正常人血漿サンプルは約3,000人確保し、測定可能な準備が整っている。
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