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2007 年度 実績報告書

オステリクス誘導新規骨芽細胞分化促進因子の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19390401
研究機関(財)癌研究会

研究代表者

前田 真吾  財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 研究院 (60353463)

キーワードOsterix / BMP / 骨芽細胞
研究概要

Runa2とOsterixは骨芽細胞への分化方向を決める(commitment)役割を有し、そこから分化を成熟させるには他の促進因子が必要で、この未知の遺伝子はOsterixの下流で誘導される'という仮説を検証する事を目的とした。そのために本年度はOsterixの下流の遺伝子、すなわちOsterixアデノウイルスに反応して発現が増える遺伝子をマイクロアレイで抽出した。この時、複数の間葉系前駆細胞、及び骨芽細胞系の細胞で全て同様に誘導される事に留意した。またこの時、筋芽細胞にてBMPによって誘導される遺伝子としてPitx2を同定し、実験を同時に進行させ、Osterixの発現を抑制する事も明らかにした。マウス胎児における候補遺伝子の発現は、胎生13.5日〜出生までをOsterixの発現と比較しながらmRNA量を観察した。その中から、Osterixノックアウトマウスで全く発現を観ない遺伝子の同定に成功した。その遺伝子のcDNAをmMSC(マウス間葉系幹細胞)にBMPとOsterixアデノウイルスを作用させた細胞よりクローニングし、レンチウイルス発現ベクターに載せて過剰発現系を構築した。ShRNAによるノックダウン実験の為にそのレンチウイルスを作製した。このレンチウイルスによって、細胞培養系で骨芽細胞分化が抑制される事を確認した。またノックアウトマウス解析にも着手した。この遺伝子の骨特異的発現が確認され、その意義について次年度で明らかにする予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Pitx2 prevents osteoblastic transdifferentiation of myoblasts by bone morphogenetic proteins2008

    • 著者名/発表者名
      Hayashi M, Maeda S(corresponding author), et. al.
    • 雑誌名

      Journal of Biological Chemistry 283

      ページ: 565-571

    • 査読あり
  • [学会発表] 新規骨芽細胞分化制御因子の検索と解析2007

    • 著者名/発表者名
      前田 真吾
    • 学会等名
      第4回「骨と関飾の代謝調節を考える基礎の会」
    • 発表場所
      千葉県木更津市
    • 年月日
      2007-09-30
  • [備考]

    • URL

      http://www.jfcr.or.jp/laboratory/tci/biochemistry/index.html

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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