研究課題
基盤研究(B)
本研究は、1)脳の電気的活動に伴う脳実質内微小循環の血流増大におけるアストロサイトの関与のうち、アストロサイト自身および脳微小血管平滑筋細胞のカルシウムあるいはカリウムチャネル、一酸化窒素合成酵素やRho-キナーゼ活性は重要な役割を果たすか否か、2)脳微小血管攣縮には、カルシウムおよびカリウムチャネル、一酸化窒素合成酵素やRho-キナーゼ活性の変化が関与しているか否か、3)麻酔薬による脳血管攣縮改善作用には麻酔薬間で相違があり、これはカルシウムあるいはカリウムチャネル活性、一酸化窒素合成酵素活性、Rho-キナーゼのターゲティング機構に及ぼす麻酔薬作用の違いを反映しているか否か、4)Rho-キナーゼのターゲティング機構を制御する部位を抑制するsiRNAのくも膜下投与は、くも膜下出血モデル動物の脳血流制御機構を回復させ、脳神経学的および生命予後を改善するか否かという4つの仮説を薬理学的手法のほか、細胞内のイオンあるいは活性化シグナルの移動や膜電位の変化をリアルタイムでとらえるライブイメージング法、さらには病態モデルや遺伝工学的手法を用いて明らかにするものである。
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