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2009 年度 実績報告書

新人看護師の臨床判断能力を促進する学習支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19390554
研究機関京都橘大学

研究代表者

岡崎 美智子  京都橘大学, 看護学部, 教授 (60279354)

研究分担者 道重 文子  京都橘大学, 看護学部, 教授 (00274267)
梶谷 佳子  京都橘大学, 看護学部, 准教授 (40224406)
中橋 苗代  京都橘大学, 看護学部, 助教 (60454477)
那須 潤子  京都橘大学, 看護学部, 助教 (70554898)
キーワード新人看護師 / 臨床判断力 / 看護過程 / 看護理論 / 学習支援システム / 臨床事例 / ソフトウェア開発 / 課題発見
研究概要

本研究の目的は、看護理論に基づいた看護過程の思考を促進する学習支援システムを開発し、基本ソフトウェアを作成することであった。この目標を達成するため6段階((1)看護過程のレクチャー(2)代表事例の展開(3)エキスパートナースと共同作成した15事例の展開(4)関連図の作成(5)学習者のもつ個別事例の展開(6)臨床判断能力の評価)の研究計画に基づき研究を進めてきた。
本年度は、3~6段階目の目標を達成するため、医療システムに精通している株式会社島津エス・ディと共同し、以下のステップで研究を進めた。
1.3段階目の「エキスパートナースと共同作成した15事例の展開」については、完成していなかった8事例を研究者により完成させた。また、昨年度までに完成していた7事例についても、再度、内容の確認を行った。
2.4段階目の「関連図の作成」については、情報間の繋がりを関連づけて考えられるよう、関連図の一部を穴抜け問題とし、回答を学習者が選択できるシステムを開発した。
3.5段階の「学習者のもつ個別事例の展開」については、臨床場面で活用でき、臨床判断能力の向上に繋がるよう、学習者が持つ臨床事例を入力し看護過程を展開できるシステムを開発した。
4.6段階の「臨床判断能力の評価」については、学習意欲の促進等の目的で、臨床判断能力を客観的かつ視覚的に評価できる測定指標をソフトに搭載した。なお、搭載した測定指標には、研究代表者が行った先行研究を基にまとめたものを使用した。
5.すでに完成している1~2段階のシステムに、本年度完成した3~6段階のシステムを加え、「看護過程学習支援ソフト」が完成した。
6.「看護過程学習支援ソフト」のブラッシュアップ、ソフトの試用や効果の検証については、次年度の課題となった。そのため「学習支援ソフト」の実稼働と評価に向け、本研究組織で継続する必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 臨床看護師の看護学実習環境に関する意識調査2010

    • 著者名/発表者名
      梶谷佳子
    • 雑誌名

      京都橘大学研究紀要 第36号

      ページ: 169-193

    • 査読あり
  • [学会発表] 学士課程における総合看護学実習後の看護技術経験状況と到達度2010

    • 著者名/発表者名
      中橋苗代
    • 学会等名
      日本看護研究学会 第23回近畿・北陸地方会学術集会
    • 発表場所
      キャンパスプラザ京都(京都府)
    • 年月日
      2010-03-14

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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