研究課題/領域番号 |
19390556
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
井上 智子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (20151615)
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研究分担者 |
佐々木 吉子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 講師 (90401356)
矢富 有見子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 助教 (40361711)
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キーワード | 侵襲的治療 / 日常生活行動援助ケア / 看護の裁量権 |
研究概要 |
今年度は、「侵襲的治療環境下にある患者の日常生活行動援助ケア技術」での全国調査に向け、先ずは(1)文献検討による調査項目抽出、(2)抽出項目に対しての、フォーカスグループインタビュー実施による項目の洗練、を行った。 選択された主たる項目は、医療機器装着という前提で、移動・運動(ベッドアップ、体位変換、復臥位等)、清潔(全身・部分清拭、足浴・手浴、寝衣交換、洗髪、口腔内ケア等)、排泄などである。装着医療機器としては、人工呼吸器、動脈血ライン、気管チューブ、IVHチューブ、気管切開カニューレなどである。 次に,日常生活行動援助ケア技術実施に際しての、医師の指示との関連を明らかにするために、文献ならびにフォーカスグループインタビューより、(1)今現在、医師の許可があれば日常的にやっているもの、(2)医師の許可無く日常的にやっているもの、(3)将来的に医師の許可あれば日常的に行うもの、(4)将来的に医師の許可が無くても日常的に行うもの、そしてこれらに関与する、看護師の判断とその根拠について、項目毎の調査事項を選択した。 これらを調査用紙として完成させ、全国でICU/CCU、もしくは救命センターをもつ臨床研究病院(約200カ所)を選定した、調査方法は、看護部長への研究協力の打診、クリティカルケア領域の熟練看護師の選定と調査用紙の配布の依頼した。調査用紙の回収は、熟練看護師から直接の郵送による。
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