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2007 年度 実績報告書

助産診断能力の向上のための超音波診断に係る人体模型の開発と教育ガイドラインの作成

研究課題

研究課題/領域番号 19390558
研究機関京都大学

研究代表者

我部山 キヨ子  京都大学, 医学研究科, 教授 (20243082)

研究分担者 稲葉 忠司  三重大学, 工学研究科, 准教授 (70273349)
小畑 秀明  岡山理科大学, 工学部, 准教授 (60437118)
柳吉 桂子  京都大学, 医学研究科, 准教授 (50254470)
千葉 陽子  京都大学, 医学研究科, 助教 (80432318)
山口 琴美  京都大学, 医学研究科, 助教 (40432314)
キーワード超音波検査 / 超音波診断 / 人体模型 / 胎児模型 / 助産診断 / 教育ガイドライン
研究概要

1.助産師に対するアンケート調査:わが国において助産師外来や院内助産院を備えている施設279施設の助産師に対して質問紙による郵送調査を行った。調査内容は、対象の背景、勤務医療施設の背景、超音波検査に関することである。回収施設は147施設(52.3%)で、調査に参加した助産師数は794人であった。超音波検査実施者群と未実施者群で比較すると、実施群は356人(44.8%)、平均年齢40.5±11.6歳、経験年数15.0±11.2年で、いずれも未実施群よりも有意に高値であった。施設背景では、実施群は総合病院157施設(44.1%)、助産所116施設(32.6%)で、1カ月の分娩数は41.3件、助産師数13.3人と、いずれも未実施群よりも少なく、中規模施設や助産所で実施されていた。超音波検査に対する認識は、「妊婦や家族は満足していると思うか」では、思うは実施群76.4%、未実施群56.1%で、「助産業務範囲内と考えるか」では、思うは実施群65.0%、未実施群36.6%で、有意差が認められた。助産師実施の利点は、両群ともに「コミュニケーションが図れる」77.3%、「保健指導に有効」55.7%、「胎児への関心を引き出せる」55.2%が高率で、欠点としては両群共に「医師の診断との相違の可能性」58.2%、「誤診の可能性」572.%が高かった。
2.人体模型の試作:京都科学、産科医、研究者で、どの妊娠時期のモデルを作成するかの協議を重ね、妊娠異常などの発見時期としても重要な妊娠20週頃のモデルを作成することを決定し、実際に妊娠20週の妊婦5人の超音波胎児画像を撮影させて頂き、その画像をもとに胎児の骨模型、モデルの素材などを選定し、胎児模型の試作を作成した。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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