研究課題/領域番号 |
19390568
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 みずえ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40283361)
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研究分担者 |
泉 キヨ子 金沢大学, 医学部, 教授 (20115207)
平松 知子 金沢大学, 医学部, 講師 (70228815)
金森 雅夫 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 教授 (90127019)
安田 真美 三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50336715)
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キーワード | 転倒 / 認知症高齢者 / EBN / リスクマネジメント |
研究概要 |
(1)転倒リスクマネジメントに関する全国調査:全国の高齢者施設における転倒リスクマネジメントの状況を把握するために転倒リスクアセスメントツールの使用の有無と転倒リスクマネジメントの実施との関連を明らかにした。 (2)Risk Identification:認知症高齢者用転倒リスクアセスメントとして認知症の行動心理学的症候(BPSD)に関連した項目が有意に関連することを明らかにした。 (3)Risk Control/treatment:転倒予防看護介入方法の開発と検証:老人保健施設の看護師・介護士とともに平成20年6月~平成21年5月の1年間、アクションリサーチ法に基づいて転倒予防の看護介入研究を分析した。椅子からの立ち上がりや排泄に関連した転倒が多く、事例検討を実施し、ケアプランを検討しながら転倒予防のアクションリサーチ研究に取り組んだ。 (4)Risk Control/treatment:認知症高齢者用ヒッププロテクターの開発 認知症高齢者用のヒッププロテクターに関して衝撃吸収能と着脱性、着心地と着脱性に関するコンプライアンスやファッション性などを検討した。 (5)Education:転倒リスクアセスメントに関する教材を開発し、転倒予防に関する研修などに使用した。以上のことを検討しながら、日本型転倒リスクマネジメントとしては転倒を予測するための転倒リスクアセスメントと転倒後の事故報告分析の両側面からのアプローチが有効であることを分析し、転倒リスクマネジメントモデルなどを検討した。
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