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2008 年度 実績報告書

急増する在宅慢性呼吸不全患者の入院を予防するテレナーシングの日本への実践的導入

研究課題

研究課題/領域番号 19390570
研究機関聖路加看護大学

研究代表者

亀井 智子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80238443)

研究分担者 梶井 文子  聖路加看護大学, 看護学部, 准教授 (40349171)
糸井 和佳  聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (30453658)
亀井 延明  明星大学, 理工学部, 准教授 (20233968)
キーワードテレナーシング / テレケア / テレナース / 慢性呼吸不全 / 在宅酸素療法 / テレヘルス / e-health
研究概要

本研究の目的は、在宅酸素療養を行う患者の日々の心身の健康情報にもとづく看護トリアージ、およびテレビ電話を用いたテレメンタリングを提供し、患者の安定した療養に資する「在宅酸素療法実施者のためのテレナーシングシステム」を開発し、本システムの導入効果を検討することである。
今年度は本テレナーシングシステムの構成要素の一っである、血圧、脈拍、パルスオキシメータの計測結果をネット端末に自動取り込みするためのタグとリーダライタ方式の開発を行い、自動読取装置の特許申請を行った。また、試行調査を行い、テレナーシングシステムの細かい部分について、マイナーな改修を行い、本テレナーシングシステムをほぼ完成させた。
自動読取装置の開発にあたっては、在宅酸素療法企業、ソフト開発企業、情報機器企業と協働し、昨年までに作成した受話器付きタッチパネル式PCへの接続とデータの自動取り込み、インターネットテレビ電話の組み込みを進めたが、自動取り込みの数値入力違いの改修、テレビ電話の音声不良など、実用できるまでには度々の修正が必要で、開発にはかなりの時間を要した。
血圧測定、パルスオキシメータ測定など、患者の療養自己管理に必要な計測については、その方法をビデオで示し、ガイダンス機能を付加した。
また、患者がネット端末を自己操作するために、患者用取り扱い説明書を作成した。
在宅酸素療法実施患者に利用調査を行った。事前に訪問によりテレナーシングの方法などを説明したが、高齢者夫婦のみの世帯では、ネット端末操作が困難であり、課題が残った。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (3件) 産業財産権 (2件)

  • [雑誌論文] 問診回答方式による在宅酸素療法実施者のためのテレナーシングシステムの開発2009

    • 著者名/発表者名
      亀井延明, 亀井智子, 他
    • 雑誌名

      日本人間工学会 看護人間工学研究誌 第9巻

      ページ: 27-33

    • 査読あり
  • [学会発表] 長期テレナーシング実践によるアウトカム評価-在宅酸素療法利用者への効果、および医療コストの検討2008

    • 著者名/発表者名
      亀井智子
    • 学会等名
      第11回日本地域看護学会学術集会
    • 発表場所
      琉球大学
    • 年月日
      2008-07-05
  • [備考]

    • URL

      http://www.kango-net.jp/paxhot_v1/index.html

  • [備考]

    • URL

      http://www.kango-net.jp/project/04/04_2/p04_04.html

  • [備考]

    • URL

      http://www.kango-net.jp/project/04/04_2/p04_06.html

  • [産業財産権] 特許2008

    • 発明者名
      亀井智子
    • 権利者名
      学校法人聖路加看護学園
    • 産業財産権番号
      特許出願、特願2008-28 7590
    • 出願年月日
      2008-11-10
  • [産業財産権] 商標2008

    • 発明者名
      亀井智子
    • 権利者名
      学校法人聖路加看護学園
    • 産業財産権番号
      商標登録第5139885号
    • 取得年月日
      2008-06-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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