研究課題
基盤研究(B)
1.ベトナム、タイ、インドネシアにおいて予備的・実験的に実施されている地下水人工涵養の研究地(涵養池や観測井等の諸施設、関連する水循環域)を対象として人工涵養に関する現地調査・観測を重ね、これら3国の各実情に即した人工涵養の最適システムを開発し、活用のあり方を提示する。この研究をより具体的・実用的に深化させることにより、モンスーンの水文環境を意識下において東南・東アジア諸国における地下水人工涵養の最適システムを開発・確立する。2.地下水人工涵養は余剰の水を活用して地下水を人為的に強化(造り出す)方法である。強化の過程で水の浄化を兼ねることができる。本研究から得られたシステムに即し、量と質の両面で水危機の問題を抱えている東南アジア諸国において地下水人工涵養を活用させるための標準ガイドラインを策定する。3.東南アジア諸国に地下水人工涵養の研究と活用に関するネットワークを築く。4.研究組織は研究代表者、分担者(各1名、日本)と海外研究協力者(ベトナム、タイ、インドネシア、台湾より各1名)より構成した。
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