藤野一夫(研究代表者) 平成21年12月25日~平成22年1月9日:ベルリン・コーミッシェ・オーパーにおいて総支配人のホモキ氏にベルリンのオペラハウスの運営状況と課題についてヒアリングを行った。ケルンの国際芸術マネジメントセンター所長のリューネン教授にライン地方のアートマネジメント教育についての現状とカリキュラムについてヒアリングを行った。ザクセン文化インフラ研究所長のフォークト教授らに旧東ドイツ地域の劇場等文化施設の改革・統合プロセスについてヒアリングを行った。平成22年3月15日~平成22年3月27日:欧州文化首都2010エッセン市、ボッフム市、デュイスブルク市の文化政策調査、ヒルデスハイム大学文化政策研究所長シュナイダー教授と日独文化政策の共同研究打ち合わせ、ハンブルク市の都市文化政策と都市中心部における芸術家たちのオルタナティブな活動について実地調査を実施した。ドレスデン近郊ヘレラウ・ヨーロッパ芸術センターにおいて前衛総合術創造最新動向について実地調査を行った。平成22年1月30日:鳥取県の「鳥の劇場」において、シュナイダー教授、谷川道子東京外国語大学教授とドイツの劇場政策についての公開シンポジウムを行った。 小林真理(研究分担者) 平成21年7月18日~27日:ドイツ・バイエルン地方における文化によるまちづくりの調査、資料収集訪問地:ミュンヘン、オーバーアマガウ、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン:ドイツ・バイエルン地方において観光に文化事業がどのように位置づけられているかを調査した。とくにオーバーアマガウは10年に一度行われる受難劇で世界的に有名な地域であるが、10年に一度の事業を継続してきたその仕組みと方法について、さらにミュンヘンにおいては、文化振興における文化施設の役割分担について資料収集と調査を行った。
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