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2008 年度 実績報告書

オモ・クシ系少数言語の調査研究及び地理情報システムを用いたデータベース構築

研究課題

研究課題/領域番号 19401023
研究機関山口大学

研究代表者

乾 秀行  山口大学, 人文学部, 准教授 (10241754)

研究分担者 柘植 洋一  金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (50092276)
小脇 光男  熊本大学, 国際化推進機構・国際言語部門, 教授 (30136030)
杉井 学  山口大学, メディア基盤センター, 准教授 (00359910)
キーワードオモ系言語 / クシ系言語 / 少数言語 / 言語接触 / エチオピア / 社会言語学 / 基本語彙 / GIS
研究概要

エチオピア連邦民主共和国で、アジス・アベバ大学エチオピア学研究所の協力のもと、オモ・クシ系少数言語の記述のための現地調査を実施した。各メンバーの本年度の具体的な研究内容は以下のとおりである。
乾:(1)アルバミンチにおいて、バスケト語の文法記述、基本動詞の例文の収集を行った。(2)ガンジュレ語およびガツァメ語の語彙調査を行った。柘植:(1)『アムハラ語入門』の続編作成に向けて作業を行った。(2)アリ語のことわざ,なぞなぞについての現時点でのまとめを行った。(3)アリ語語彙集作成に向けての作業を引き続き進めた。小脇:(1)アルバミンチにおいて、コンソ語の語彙の収集を行なった。(2)コンソ語文法記述のための基礎データを収集した。
データベース構築に関しては、杉井、高橋及び二ノ宮(研究協力者)が次の作業を行った。杉井:GISサーバで配信する各種地図とその属性データを利用して、研究者がWeb上で、必要な属性データを検索および選択することで、該当する地図の地域が選択表示される機能を構築した。言語の語順や発音などと地域的な関連を自由に検索し地図表示することが可能となった。高橋:言語学的資料に不可欠な記号類を生成するTIPAと、XML技術の基盤となっているUnicodeとの変換プログラムを作成した。これにより、言語データを様々な形に加工し、分析することが可能になった。二ノ宮:エチオピアの諸言語に関するホームページの作成を構想した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] バスケト語動詞5002009

    • 著者名/発表者名
      乾 秀行
    • 雑誌名

      Cushitic-Omotic Studies 2008 (印刷中)

  • [雑誌論文] アリ語の「ことわざ」 と 「なぞなぞ」2009

    • 著者名/発表者名
      柘植 洋一
    • 雑誌名

      Cushitic-Omotic Studies 2008 (印刷中)

  • [雑誌論文] コンソ語の動詞と形容詞に関する覚書2009

    • 著者名/発表者名
      小脇 光男
    • 雑誌名

      Cushitic-Omotic Studies 2008 (印刷中)

  • [雑誌論文] GIS属性情報を基にした分布域解析システムの構築2009

    • 著者名/発表者名
      杉井 学
    • 雑誌名

      Cushitic-Omotic Studies 2008 (印刷中)

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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