研究課題/領域番号 |
19401024
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
小助川 貞次 富山大学, 人文学部, 教授 (20201486)
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研究分担者 |
石塚 晴通 北海道大学, 名誉教授 (10002289)
藤本 幸夫 麗澤大学, 大学院・言語教育研究科, 教授 (70093458)
森賀 一惠 富山大学, 人文学部, 教授 (60243094)
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キーワード | 漢文訓読 / 漢字文化圏 / 訓点資料 / 敦煌本 / 口訣資料 |
研究概要 |
1. フランス国立図書館及び大英図書館所蔵の敦煌本の実地調査 昨年度に引き続き、中国語による漢文訓読について、9月及び11月にフランス国立図書館所蔵及び大英図書館の敦煌本を調査し、精密な書誌情報の収集と移点作業を行った。 2. 韓国国内所蔵の高麗時代を中心とする漢文文献の実地調査 今年度は日程調整がつかなかったので実地調査は行わず、東アジア学術交流史としての漢文訓読の在り方について、9月に崇実大学校及び明知大学校において情報交換を行った。 3. 在外の日本語訓点資料の実地調査 台湾国家図書館所蔵の日本語訓点資料について、12月に実地調査を実施し、精密な書誌情報の収集と移点作業を行った。 4. ベトナム社会科学院漢喃研究所所蔵の漢文文献の実地調査 昨年度に引き続き、ベトナム語による漢文訓読について、2月にベトナム社会科学院漢喃研究所及び極東学院で調査を行い、漢文文献の概略的把握と加点資料の捜索に努めた。 5. 調査資料の整理、国内資料の実地調査及び研究打合せ 昨年度に引き続き、調査資料を共有し漢文訓読の全体像を掌握するために、資料整理、関連する国内資料の実地調査及び研究打合せを行った。なお、8月の京都国立博物館等の調査では、フランス国立図書館及び大英図書館から研究者を1名ずつ招聘した。 6. 国内及び国際学会で研究成果の報告 国内では訓点語学会、海外では韓国口訣学会等の国際学会で研究成果を報告し、漢字文化圏における漢文訓読について国際的理解の形成を図った。
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