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2009 年度 自己評価報告書

東北アジアにおける定着的食料採集社会の形成および変容過程の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19401030
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 考古学
研究機関東京大学

研究代表者

大貫 静夫  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70169184)

研究期間 (年度) 2007 – 2010
キーワード考古学 / ロシア / アムール川下流域
研究概要

(1)アムール川下流域は極東平底土器の一角を占めており重要な地域であるが、いまだ研究の遅れた地域でもある。日本の縄文時代に対応するアムール川下流域の新石器時代はその最も基本となる編年すら不明確である。そのため、当該地域の新石器時代から初期金属器時代にかけての編年を確立する。明らかにする点は、アムール川下流域の新石器時代から初期金属器時代における食料採集民の生業活動と集落形態の変遷である。
(2)北日本とアムール川下流域との関わりを明らかにする。北海道東部の縄文時代早期やサハリン南部の新石器時代には、石刃鏃文化と呼ばれる、大陸との関連が考えられている段階がある。ところが、それに対応と考えられているものは、アムール川中流域や沿海州の新石器時代遺物群であり、もっとも肝心のアムール川下流域の対応する段階は分かっていない。これを明らかにする。
(3)アムール川下流域にはときにシベリア地域のより北方の文化が波及することが知られている。アムール川下流域は、極東地域と東シベリア地域の接点であり、東シベリア系の文化がアムール川下流域でどのような動きをしたのかを、具体的な発掘資料をもとに把握する。
この三つが本研究課題の大きな柱である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] 〓婁の考古学2009

    • 著者名/発表者名
      大貫静夫
    • 雑誌名

      国立歴史民俗博物館研究報告 151

      ページ: 129-160

  • [学会発表] 2009年度クニャーゼ・ヴォルコンスコエ1遺跡の調査について2010

    • 著者名/発表者名
      大貫静夫, 他
    • 学会等名
      第11回北アジア調査研究報告会要旨集
    • 年月日
      20100000
  • [学会発表] マラヤガバニ遺跡における考古学的調査 (2,008年度)2009

    • 著者名/発表者名
      森先一貴・大貫静夫, 他
    • 学会等名
      第10回北アジア調査研究報告会要旨集
    • 年月日
      20090000
  • [学会発表] マラヤ・ガバニ遺跡の年代評価 (2007年度)2008

    • 著者名/発表者名
      国木田大・大貫静夫, 他
    • 学会等名
      第9回北アジア調査研究報告会要旨集
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] マラヤ・ガバニ遺跡における考古学的調査 (2007年度)2008

    • 著者名/発表者名
      福田正宏・大貫静夫, 他
    • 学会等名
      第9回北アジア調査研究報告会要旨集
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 東シベリアとアムール下流域との先史狩猟採集民間にみられる交渉関係史の解明2008

    • 著者名/発表者名
      福田正宏・大貫静夫, 他
    • 学会等名
      日本考古学協会第74回総会研究発表要旨
    • 年月日
      20080000

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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