研究課題
本研究課題では、災害時などに水辺環境がもたらす脅威を含めて河川が併せ持つ特徴を総合的に理解し、日常の営みを行うことにより、さらなる水循環の健全化へとつなげることを目指し、水辺環境に関する意識と地域環境の特性を明らかにし、それらの結果を基に環境と防災に重点を置いた地域教育を実施することにより、市民と行政が協働して、水辺環境を中心としたまちづくりの手法開発を目的としたその手順として、地域の情報等を新たな視点で再確認する手段として、愛媛県西条市で行ってきた小中学校を中心とした防災タウンウオッチングの手法を整備し、ベトナム・マレーシア・インド・スリランカで実施した。これらの活動を通じて、身近な水辺空間がもたらす長所と短所、そして問題点を観察と教育を通じて地域で共有し、小中学校を中心としたコミュニティの構築を通じて解決していく手法の検討を行った。さらに、2009年11月には、本研究課題名である「地域教育に基づいた市民・行政協働型ウォーター・コミュニティの形成手法開発」を目的としたワークショップ"Consultative Workshop on Water Communities"を実施し、現在ワークショップでの議論を主として全14章から成る著書"Water Cotnmunities"の作成を進めており、2010年秋にはシンガポールのEmerald 出版社より"C・mmunity, Environment and Disaster Risk Reduction"シリーズの1冊として出版される予定である。
すべて 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Water Communities, Rajib Shaw and Danai Thaitakoo, eds., Emerald
ページ: 15-33
ページ: 197-223
Urban Risk Reduction : An Asian Perspective, Shaw R., Srinivas H. and Sharma A., eds., Emerald
ページ: 189-205
http://www.iedm.ges.kyoto-u.ac.jp/