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2007 年度 実績報告書

中国進出日系企業における仕事の管理の仕組みからみた人材育成の目指すべき方向

研究課題

研究課題/領域番号 19402032
研究機関武蔵大学

研究代表者

板垣 博  武蔵大学, 経済学部, 教授 (20125884)

研究分担者 高橋 徳行  武蔵大学, 経済学部, 教授 (60366838)
横田 絵理  慶應義塾大学, 商学部, 教授 (20277700)
米山 茂美  武蔵大学, 経済学部, 教授 (30258496)
キーワード国際経営 / 人的資源管理 / 作業組織 / 経営組織 / 意思決定 / 中国
研究概要

○調査・研究の概要
北京調査では2007年8月27日〜8月31日の期間に,イトーヨーカ堂,北京東陶,資生堂麗源化粧品有限公司,東芝,北京軌道交通建設管理,アサヒビール,Siemens,Bayerを,大連調査では2007年10月15日〜19日の期間に,ジェイテクト,アルパイン,アルプス電機,TDK,中国華禄・松下の各社での訪問調査を行った。アンケート調査の分析などはまだじゅうぶん行えていないが,インタビューの結果から次のような知見を得た。ほとんどの日系企業において経営のトップは日本から派遣された出向者が就いている。ただし,全従業員に対する日本人出向者の比率は1%未満が大半であり,海外の日系企業としては低い。日本人比率が低い理由の1つは日本と中国の地理的近さである。何か,問題が生じた場合には出張者がすぐ飛んでいくことができる。第2に,言葉の問題が挙げられる。中国における多くの日系企業では日本語の堪能な幹部あるいは社員が少なからず存在する。従って,日本本社や親工場とのやりとりも日本人を介さずに直接中国人社員ができる場合が多い。人事管理の面では,長期雇用を前提にし,職能資格制をベースにした日本型の人事管理が一般的である。給与の格差もほぼ日本並みである(つまり国際比較の上では上下の格差があまり大きくない)。昇進も内部昇進制を重視する企業が多いが,管理者の昇進速度は日本に比べて一般に速い昇進となっている。若い人材の抜擢人事もある。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] イオン株式会社の人材マネジメント2007

    • 著者名/発表者名
      福島 一矩・横田 絵理
    • 雑誌名

      慶鷹義塾大学ビジネス・スクールケース 90-07-5233

      ページ: 1-10

  • [雑誌論文] イオン株式会社-「グローバル10」構想2007

    • 著者名/発表者名
      福島 一矩・横田 絵理
    • 雑誌名

      慶鷹義塾大学ビジネス・スクールケース 90-07-5234

      ページ: 1-20

  • [学会発表] 中国における日本・韓国・台湾電子企業の比較研究-松下・サムスン・冠捷電子の事例より2007

    • 著者名/発表者名
      板垣博
    • 学会等名
      帝京システムラボ・中国企業戦略ワークショップ
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20070630-20070701
  • [図書] Japanese Hybrid Factories:A Comparison of Global Productinon Strategies(第4章担当:98-123頁)2007

    • 著者名/発表者名
      Tetsuo Abo
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      Palgrave Macmillan
  • [図書] 中小企業における企業の健康診断調査結果報告書2007

    • 著者名/発表者名
      高橋 徳行・九川 謙一・清水 優
    • 総ページ数
      157
    • 出版者
      東京商工会議所

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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