研究概要 |
「都市空間の変化は,誰に,どのような影響を与えるのか。そして,その変化はどのような社会的過程を経てコントロールされるのか」-これが,本研究を主導する最も基底的な問いである。 この問いを,日本とアメリカ合衆国を事例に比較すると,双方ともに都市計画と保存法制が整備されており,表面的には相違は見られない。しかし,最終的な保存の担保の「仕方」と「成果」-どのような枠組みや形式・領域で保存するのか,どの程度保存されているか-について見れば,この2国の発想と結果は対照的であるように思われる。それはなぜかを探ることが最終目的である。
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