研究概要 |
光電撮像パイプライン改良,設置,調整:機械変形シミュレーションを用いて撹みを計算して光学設計シミュレーションにより光学への影響を探り,本研究にて最適設計を求めた。既に予備的な設計によって,9枚の球面レンズを用いて,15/18の倍率で両側テレセントリックの条件で,F2.8の明るさと視野内一応な精度11μmが得られることが分かっている.新部品の設置,調整を,2台の集光器について,観測効率を損じない昼間に行った。 データ処理プログラムの開発:(1)データ収集制御CCDカメラをインタ-バル撮像し,1枚6M画素の像データをデータ収集PC(DAQ-PC)の500GBのHDDに安定に書き込むデータ処理制御プログラムを開発し,試験運用した。6秒ごと4秒露光の連続撮像を確認した. (2)閃光探索衛星アラートで得られた衛星検出時間(to)から±1時間かつ視野内に対応天体が存在する条件で集米器視野を特定する制御が可能となった.局所面像データ抽出し,その局所画像1枚ごと,ノイズと標準星から得られる点拡がりを考慮してS/Nマツプに変換し,前の画像との差分S/Nマップを取り,閾値を超える箇所があるかどうかを探査するプログラムを開発中である。 パイロット観測:効率重視の本観測に至る前に少数の集光器にて1ヶ月程度のバグだし修正を目的としたパイロット観測を行った。設置観測のためシフトスケジュールを確定し,現場に少なくとも共同研究者(スタッフ研究者)1名を必ず含む,常時2〜3名が観測専用に現地に滞在する観測体制で試験観測を遂行した。
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