研究課題/領域番号 |
19403007
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
柳谷 俊 京都大学, 防災研究所, 准教授 (00259128)
加納 靖之 京都大学, 防災研究所, 助教 (30447940)
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キーワード | 温度 / 摩擦熱 / 集集地震 / 台湾 / 掘削 |
研究概要 |
2010年2月26日から27日にかけて、われわれは南投市近くの車籠埔断層を貫くボアホールで温度プロフィールの観測を行った。ボアホールは深度180mで断層面を突き抜けている。これは2008年5月、2008年10月に次ぐ3回目の観測である。目的は、2000年に測定された断層の摩擦熱の異常(1999年集集地震により発生)に関して、温度が変化したかどうかを調べることにあった。 2008年の観測結果と同様に、深度150~200mにおける温度はずっと安定している。このプロジェクトではボアホールで使う単純化した高分解能温度観測システム(0.002度)を開発した。断層地域の地下水の影響による大きな温度変化は観測されていない。 台湾側の研究者たちとのミーティングは台北と京都で開かれ、観測結果について議論が行われた。
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