研究分担者 |
木村 亮 京都大学, 産官学連携センター, 教授 (30177927)
大島 義信 京都大学, 工学研究科, 助教 (10362451)
浅野 英一 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (90351684)
伊藤 義人 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30111826)
山口 隆司 大阪市立大学, 工学研究科, 准教授 (50283643)
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研究概要 |
貧困問題の解決が急務であるアフリカ地域の社会基盤は脆弱であり,人々の生活水準の向上や経済活動の障害となっている.この問題を解決するために,先進国による高度な技術による基盤整備が進められているが,一般に,先端技術による社会基盤施設の多くは,維持管理が困難で持続可能となっていない.本調査研究では,アフリカ地域の人々が持続的に継承可能な基本労働ベースの「土のう」や「たたき(土間)」の日本古来の技術移転を「実践」し,その効果を「経済活動」,「規格(制度)」,「工学教育」の三つの視点から検討する.特に,アフリカ地域に「草の根」的に技術移転し,アフリカ地域おける貧困削減を実現するとともに,工学教育を通じた国際人育成を行うことを上位の交流目標とする.具体的には,以下の二つの項目に関し,技術ニーズ調査,現地に特化した技術の確立,技術移転講習会を行う. A.土のうによる地方舗装道路の整備と耐久性把握 B.「土間」技術を応用した土ブロックの作成とポゾラン分布の把握 平成19年度は,研究協力者であるケニア・ジョモケニヤッタ農工大学(JKUAT)のオヤワ教授を招聘し,2年間の研究計画・スケジュールの相互確認を行うとともに,JKUATキャンパス内での土のうによる道路建設の試験施工を先行して実施した.現在,その耐久性に関して経時観察中である.土ブロックに関しては,ブロック作成に適した現地土の調査を広く行い,分析中である.結論は得ていない.
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