研究概要 |
平成19初年度では,現地基礎調査を踏まえ,炭化物利用を含めた炭化処理の事業性予備的な計画調査,高分散微粉炭代替燃料の開発およびその評価手法の確立に向けて下記の研究を行ってきた。 19-1.現地基礎調査および準備作業1.文献調査,資料収集(中国都市有機性廃棄物,バイオマス(特に草本,農林業系)の利用動態など)2.モデル対象地域の選定(別所説明),エネルギー利用形態,都市有機性廃棄物処理に関する現地調査3.現地石炭火力発電所,ガス化炉の微粉炭燃料の情報収集4.現地視察,廃棄バイオマス燃焼装置の基本設計,仕様,普及状況の調査 19-2.中国(対象モデル地域)における有機性廃棄物の炭化処理の事業性予備調査 19-3.CBF高分散微粉炭代替燃料に関するモデル事例研究の開始1.配合割合・成形圧の適正化の評価(既設の一軸圧縮試験装置を用いてバイオマス軟化成形圧,軟化温度,成形物の耐圧強度や粉砕特性の改善計測,燃料配合比の決定)2.炭化物高分数微粉化(粒度:50〜200μm)への流動層燃焼炉や微粉炭燃焼炉で使用可能な高分散微粉炭代替燃料への調製プロセスの検討3.化学元素分析(炭素,硫黄・窒素分など) 19-4.研究結果のまとめ,海外共同研究者との次年度研究計画修正・成果発表(全員担当)
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