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2007 年度 実績報告書

熱帯泥炭地域の荒廃地修復にともなう炭素収支の変化

研究課題

研究課題/領域番号 19405003
研究機関宇都宮大学

研究代表者

石田 朋靖  宇都宮大学, 農学部, 教授 (00159740)

研究分担者 長野 敏英  宇都宮大学, 農学部, 特任教授 (10012006)
小島 克己  東京大学, アジア生物資源環境センター, 教授 (80211895)
松井 宏之  宇都宮大学, 農学部, 准教授 (30292577)
大澤 和敏  宇都宮大学, 農学部, 准教授 (30376941)
キーワード熱帯泥炭土壌 / 炭素収支 / 荒廃地の修復 / 樹木呼吸 / 土壌呼吸
研究概要

(1) ナコンシタマラート県の排水されている泥炭湿地荒廃地(クアンクレン地区)に設定された2ブロックの試験圃場(1ブロックは周囲に土手を築き、湛水状態で水管理を行う湛水区、他の1ブロックは通常の畑条件の対照区)において、水管理の相違による泥炭分解量を測定し、土壌水分あるいは地下水位と分解量の関係を明らかにした。
(2) ナコンシタマラート県チャウアート地区において、これまでの研究過程で調査を継続してきたメラレウカ・カユプテ植林地でのバイオマス成長量と倒木を見積もるための毎木調査、リタートラップによる落枝落葉等を継続させた。
(3) 同地区において、メラレウカ・カユプテの葉、樹皮、根の各部位位からの呼吸量と器官温度との関係、さらにメラレウカ・カユプテ林における各部位の面積を測定し、単位地表面積当たりの呼吸量を推定した。
(4) ナラチワ県ピクントン王立研究所内の試験林において、オイルパームの葉、樹皮、根の各部位からの呼吸量と器官温度との関係、さらにオイルパーム林における各部位の面積を測定し、単位地表面積当たりの呼吸量を推定した。
(5) 同所内の試験林において、熱帯泥炭湿地の原生林における優先樹種4種の樹皮呼吸とと器官温度との関係を精密に測定し、研究代表者らが過去に測定した値が過小に測定されている可能性を見出した。
(6) 室内実験で泥炭の基礎物性値測定を測定し、その値をベースにシミュレーションを行ったところ、土壌表面温度と土壌呼吸に大きな位相のズレが生じることを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Automated 3D forest surface model extraction from balloon stereo photographs.2008

    • 著者名/発表者名
      Kushida, K., Yoshino, K, Nagano, T., & Ishida T.
    • 雑誌名

      Photogrammetric Engineering and Remote Sensing, (印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 熱帯泥炭土壌域における炭素動態の変化〜土壌環境による土壌呼吸量〜2008

    • 著者名/発表者名
      佐藤由依, 長野敏英, 石田朋靖
    • 学会等名
      日本農業気象学会2008年春季大会
    • 発表場所
      山口県下関市
    • 年月日
      2008-03-28

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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