研究課題/領域番号 |
19405007
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生態・環境
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
東 正剛 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 教授 (90133777)
|
連携研究者 |
緒方 一夫 九州大学, 熱帯農学研究センター, 教授 (40224092)
辻 瑞樹 琉球大学, 農学部, 教授 (20222135)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2010
|
キーワード | 放浪種 / 系統地理 / アシナガキアリ / 生態系撹乱 / インド・レフュージア / チトクロームb遺伝 / マイクロサテライトDNA |
研究概要 |
インドとその周辺のツムギアリについて分子系統解析を行い、インド・スリランカ個体群はバングラディッシュまで分布する東南アジア個体群とは明らかに異なる系統であり、乾燥・寒冷期にインド南西部にあったレフュージア熱帯林から拡散したことが明らかとなった。系統上近縁と考えられているアシナガキアリはツムギアリほど明瞭な系統地理を示さず、人為的攪乱の影響を大きく受けていることが明らかとなった。DNA解析と生態調査の結果、生態系攪乱規模の違いは遺伝的なものではなく、侵入先の生態系が大きく関わっていることが示唆された。
|