研究課題
基盤研究(B)
本研究では、南半球に隔離分布するナンキョクブナ属植物について、それを利用する昆虫類の系統関係を比較した。その結果、1)ナンキョクブナを利用するゾウムシ類は、南米大陸とオセアニアのそれぞれの地域で、またオセアニアではオーストラリアとニュージーランドで独立に利用する群が生じてきたと考えられる。また両群の多様性に関しては、南米では、オセアニアに比べて種の多様性が低かった。2)チョウ目昆虫では、オセアニア地域と南米で近縁なナンキョクブナ属植物では、同属の蛾類が利用しており、大陸間の移動が起こっていると推定された。
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