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2008 年度 実績報告書

熱帯アジア山地林ブナ科樹木個体群のマルチスケール分布様式の地理的変異

研究課題

研究課題/領域番号 19405025
研究機関宇都宮大学

研究代表者

大久保 達弘  宇都宮大学, 農学部, 教授 (10176844)

キーワード熱帯アジア / 山地帯林 / ブナ科 / 種の分布様式 / 地理的変異
研究概要

熱帯アジア山地帯のブナ科樹木の種個体群の1)異なる空間スケールでのブナ科樹木の分布様式の解明、2)その分布を規定する要因・メカニズムとの関連性の解析を行う目的で。 今年度は特に以下の部分に焦点を絞って現地調査を実施した。1)広域スケール(1地域レベル:10000km2程度、中国南部、インドシナ半島北部、ボルネオ島北部の各地域のうち中国雲南省、北タイドイインタノン山、マレーシア・サラワク州全域):既往の研究で情報が欠如している地域について、文献、標本などのデータを収集し、地理情報によるデータベース化券行った。2)中域スケール(1山岳レベル:100km2程度、中国西南部雲南省アイラオ山地):既往の研究で情報が欠如している地域について、各熱帯山地の樹種の垂直分布におけるブナ科の種レベルの分布様式を明らかにした。3)狭域スケール(1調査区レベル:50ha程度、ボルネオ島ランビル丘陵52ha調査区、北タイ15ha調査区、中国雲南省アイラオ山地の各調査区):地域内のブナ科のハビタットにおける個体群の地形傾度の違いによるハビタット分化、および時系列毎木調査データ取得による森林の維持機構の解明を行った。4)広域〜狭域分布を規定する環境要因の解析:各地域の気候情報、地形・地質情報などを収集し、分布規定要因を把握する。これらの情報をもとに分布拡大予測をモデル化する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 秩父山地イヌブナブナ林の齢構造と更新特性2008

    • 著者名/発表者名
      澤田晴雄・梶幹男・大村和也・大久保達弘
    • 雑誌名

      東大演習林報告 119

      ページ: 1-23

    • 査読あり
  • [図書] 大面積調査区で見るボルネオ熱帯雨林、「熱帯林研究ノートピーター・アシュトンと語る熱帯林研究の未来」(中静透編)2009

    • 著者名/発表者名
      伊東明・大久保達弘・山倉拓夫
    • 総ページ数
      111
    • 出版者
      東海大学出版会
  • [備考]

    • URL

      http://mori1.mine.utsunomiya-u.ac.jp/sinrin/seitai/Ohkubo_profile.html

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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