研究課題
平成20年7月6日から7月14日まで、ガーナ共和国農務省獣医診断センターに滞在し、馬、牛から試料を採取し、血清ならびに遺伝子診断を行った。1. ウシバベシア原虫に関する調査結果ウマの血液試料を首都アカラ近郊の農場で300頭の牛から採取し、塗抹標本によるバベシア原虫の検出、PCRによる遺伝子診断法に用いた。また、108例の牛血液サンプルを採取し、EUSA診断を行った。その結果、PCRによる遺伝子検出では、B.bigeminaで61%が陽性であった。また、EHSAによる抗体検出では、B.bigeminaで62%が陽性であり、ガーナでは高率にウシバベシア病に感染していることが示唆された。これらの結果の一部については論文にまとめ、Parasitology Researchに発表した。B.bovisの感染率および両原虫の遺伝子解析については現在進行中である。2. ウマバベシア原虫に関する調査結果ウマの血液試料を首都アカラ近郊の農場で197頭の馬から採取し、塗抹標本によるバベシア原虫の検出、血清診断法、PCRによる遺伝子診断法に用いた。現在、抗体かの陽性率およびPCRおよび例遺伝子配列について解析中である。
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http://www.obihiro.ac.jp/~protozoa/index.html