研究分担者 |
熊谷 嘉人 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (00250100)
永田 恭介 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40180492)
大根田 修 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30311872)
加藤 光保 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20194855)
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研究概要 |
本研究では,ベトナムにおいて生薬として用いられている植物であるGarcinia vilersianaに着目し,当該抽出物が転写因子Nrf2を活性化する効力を有するか否かを検討した。その結果,RAW264.7細胞において,Garcinia vilersianaの樹皮由来抽出物はNrf2を活性化し,抗酸化応答配列(ARE)への結合活性及びAREの転写活性化レベルを増加させた.さらに,Nrf2の活性化に伴い,下流の抗酸化タンパク質であるヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)の発現が誘導された.これらの結果は,Garcinia vilersiana抽出物の薬効が,Nrf2/HO-1経路の活性化を介した生体防御能の上昇に起因している可能性を示唆している.
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