研究課題
基盤研究(B)
狂犬病は致死率100%の人獣共通ウイルス感染症である。現在で50,000人近くが全世界で死亡しているとされ、95%以上はアジアに集中している。特にインド、東南アジアなどが多くを占める。日本国内では既に50年近く国内発生は無いが、昨年36年ぶりの輸入例が報告され今後の再興が懸念される。本研究はEBウイルストランスフォーメーション法を基礎に作成された、ウイルス中和活性を有するヒト型抗狂犬病単クローン抗体のカクテル製剤を、世界中の狂犬病犠牲者の曝露後治療に使用することを最終的な目的とする。このため最大の侵淫地であるアジアにおける曝露後治療の現状把握、特に現在使用されている血清由来グロブリン製剤の需給状況の調査を行う。同時に狂犬病ウイルス中和活性を有する複数のヒト型単クローン抗体を単離、精製、大量培養し、臨床での使用に準じたクオリティーまで高める。最終的に抗狂犬病グロブリンの入手が困難で、曝露後治療の恩恵にあずかれない、主にアジアの狂犬病侵淫国犠牲者への国際標準治療体制作りを行う。
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