研究課題/領域番号 |
19406032
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
TURALE Susan 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30420516)
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研究分担者 |
伊東 美佐江 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (00335754)
村上 京子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10294662)
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キーワード | Nursing / Education / Scholarship / Asia-Pacific Nursing / Research |
研究概要 |
日本・タイ・台湾・オーストラリア・中国・香港・マカオ・韓国・フィリピン・シンガポールにおける3年間の合計103名への綿密なインタビューのうち、今年度は中国・フィリピン・香港・オーストラリア・マカオにおけるインタビューを完了させ、逐語テープ起こし、および内容分析を行った。高等教育部門内での政治的問題のため、シンガポールでのインタビューは完成させることができなかった。 これまでの結果より、アジア環太平洋地域における看護学識は多様で、それは各国の社会経済状況や学問を発展させるための高等教育課程の有無に左右されている。我々が調査対象とした国では、大学での指導や論文の雑誌掲載の増加、国内外との協同などにより看護学が促進されている。看護学識を阻害する要因としては、看護師の不足、若い研究者を指導できる資質のある指導者の欠如、大人数を教授する労働負担の増加、管理機能、研究予算確保における医学の優越などが含まれる。看護研究者はしばしば、国際誌の要件を満たす英語を書くことを困難としている。フィリピンや中国では、貧困や看護学識者育成のための博士課程の欠如が、看護学の著しい障害となっている。 今年度は、看護学の発展とそれを促進または阻害する要因についての4論文の執筆と投稿を行った。その他現在2論文を執筆中である。この1年で国際学会での発表が3件あり、オーストラリアと日本において各国の比較を含めた内容で招待講演を2度行った。
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