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2007 年度 実績報告書

体系的なモデル変換原理に基づく組込ソフトウェア開発環境の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500028
研究機関南山大学

研究代表者

沢田 篤史  南山大学, 数理情報学部, 教授 (40273841)

キーワードモデル駆動アーキテクチャ / モデル駆動開発 / ソフトウェアアーキテクチャ / アスペクト指向 / 組込みソフトウェア / プロダクトライン開発
研究概要

本研究では,モデル中心型ソフトウェア開発における,モデル変換について体系的な変換論理を記述するための枠組みと,体系的なモデル変換に基づくソフトウェア開発支援について,特にソフトウェアアーキテクチャスタイルの面から検討を行っている.
今年度は,ネットワーク家電機器に見立てたロボット型組込みシステムを題材にそれらを協調させるアプリケーションのアーキテクチャとそのスタイルについて考察した.その結果,互いに協調する組込みシステムに共通の関心事として,並行処理,耐故障性,状態遷移論理などが存在することを確認した.この結果に基づき,組込みソフトウェアのアーキテクチャを統合的に記述するための記法とそのメタモデルを,E-AoSAS++と呼ぶアスペクト指向ソフトウェアアーキテクチャスタイルとして提案するとともに,それに基づく開発環境構築に向けた検討を行ってきた.その結果,ソフトウェアアーキテクチャとそれに基づく組込みソフトウェアとの間にモデル変換論理を適用することで,アプリケーションプログラムのコードを生成するツールを,開発環境のプロトタイプとして実装することができた.本プロトタイプは分散協調アプリケーションなど,組込みソフトウェアの開発の効率化に貢献するものである.
一方で,今年度における課題の一つであった,ネットワーク侵入検知センサに関する情報可視化に関するアプリケーションの検討と考察に関しては,機微情報の取り扱いという問題があることから未着手であり,今後の検討課題としたい.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] ソフトウェアアーキテクチャスタイルE-AOSAS++に基づく開発支援環境2007

    • 著者名/発表者名
      沢田 篤史, 野呂 昌満, 蜂巣 吉成
    • 雑誌名

      ソフトウェア工学の基礎XIV-日本ソフトウェア科学会FOSE2007

      ページ: 209-214

    • 査読あり
  • [学会発表] 組込みシステムを題材としたモデリング教育2008

    • 著者名/発表者名
      沢田 篤史
    • 学会等名
      ウィンターワークショップ2008・イン・道後論文集
    • 発表場所
      松山,愛媛県
    • 年月日
      2008-01-24
  • [学会発表] E-AoSAS++ and its Software Development Environment2007

    • 著者名/発表者名
      Noro, M., Sawada, A., Hachisu, Y. and Banno, M.
    • 学会等名
      Asia-Pacific Software Engineering Conference(APSEC2007)
    • 発表場所
      Nagoya, Aichi, Japan
    • 年月日
      2007-12-05

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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