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2008 年度 実績報告書

高速VLSIのクロストーク故障に対する高信頼テスト手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500045
研究機関愛媛大学

研究代表者

樋上 喜信  愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (40304654)

研究分担者 高橋 寛  愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (80226878)
キーワード高信頼化 / 論理回路 / VLSIのテスト / シミュレーション / クロストーク故障 / 故障モデル
研究概要

2008年度は,高速VLSIで問題となる遅延故障を対象にテストパターン生成法を開発し実装を行った.遅延故障を検出するためには,2パターンを連続して印加する必要があり,ここでは,組合せ回路に対して通常のスキャンテスト環境,およびローチオンキャンプチャテスト環境についての手法を提案した.ローンチオンキャプチャテストとは,通常のスキャン回路において,1パターン目で印加したテストパターンの出力をフリップフロップに取り込みその値を2パターン目のパターンとして印加する手法である,スキャンテスト環境においては,縮退故障を対象に生成したテストパターンを利用して,それらを再構成することで高速に遅延故障に対するテストパターンを生成した.また,遅延故障の検出条件を考察し,検出不可能な縮退故障の情報から,検出不可能な遷移故障の識別を行った.
ローチオンキャプチャテスト環境でのテストパターン生成では,その動作を模擬するために組合せ回路部分を2倍に拡張しフリップフロップを介して接続した,2時刻展開回路を用いた.これによって,組合せ回路用故障シミュレータやテストパターン生成ツールを利用することが可能になり,高速にテストパターン生成ができた.
国際会議で提案されたベンチマーク回路に対して提案法を用いて実験を行った.実験の結果スキャンテスト環境では,ほとんどの回路において100%故障検出効率を達成した.またローチオンキャプチャテスト環境では,すべての回路において100%故障検出効率を達成した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Increasing Defect Coverage by Generating Test Vectors for Stuck-open Faults2008

    • 著者名/発表者名
      Y. Higami, K. K. Saluja, H. Takahasi, K. Kobayashi, Y. Takamatsu
    • 学会等名
      アジアテストシンポジウム
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2008-11-25

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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