• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

インフラを使用せずに位置に依存した情報を保持するエージェントシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19500062
研究機関千葉工業大学

研究代表者

屋代 智之  千葉工業大学, 情報科学部, 准教授 (60306397)

キーワード情報ネットワーク / 位置情報ネットワーク
研究概要

申請者は局所的に分布するさまざまな情報を,特定のインフラに依存せずに局所的に保持する手法として,エージェントを利用した手法を開発し,より場所に密着した情報サービスの提供が可能になると考えている.そのために利用するエージェントをNomadic Agent(NA)と命名した.NAは歩行者などが保持する携帯端末によって構成されたアドホックネットワーク上で,端末間を移動することによってその物理的な位置を変えないエージェントであり,ミドルウェアとして動作する.このNAについて,携帯端末上に実装を行い,これを用いた有用なアプリケーションの開発を行うこと及びその有用性を示すことが本研究の目的である.
本年度は現実の携帯端末上で動作するNAを改良し,端末間の移動時の特性を再評価した.また,携帯電話を想定したOSであるAndroid上で動作するNAの実装も行った.これらによってシミュレーションに用いるためのデータが収集でき,今後,実アプリケーションで利用するための問題点および課題を明確化することが出来た.
また,本エージェントの有用なアプリケーションとして,交差点において情報を保持するシステムについて前年度に引き続き検討を行い,コンピュータシミュレーションによって実現性を評価した.またいくつかの想定されるアプリケーションについてその要求条件を明確化する作業を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] マルチシンクセンサネットワークにおける単方向型データ収集方法の提案2009

    • 著者名/発表者名
      田中 篤史
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 Vol. 50 No. 2

      ページ: 829-838

    • 査読あり
  • [学会発表] 車車間通信時における優先送信権を考慮したCSMA/CAの提案2008

    • 著者名/発表者名
      田中 佑一
    • 学会等名
      情報処理学会第33回高度交通システム研究会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2008-06-20

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi