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2007 年度 実績報告書

ユビキタスグリッドネットワーキング環境(uGrid)の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500063
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

岡本 聡  慶應義塾大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (10449027)

研究分担者 山中 直明  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80383983)
荒川 豊  慶應義塾大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (30424203)
キーワードユビキタスネットワーク / グリッドコンピューティング / Everything over IP / P2P / Linux ルーター / 分散データベース / トンネリング / 検索技術
研究概要

計算機資源、家電製品、情報機器といった各種デバイスをサービスパーツと位置付け、世界中のサービスパーツを自由自在に組み合わせて、新たなサービスを実現するユビキタスグリッドネットワーキング環境の構築を目指した基盤的な技術として(1)サービスパーツ間接続技術、(2)サービスパーツ公開・探索技術、(3)アクセス制限・接続認証技術、(4)新サービス提供技術、(5)サービスインタフェイス提供技術、の検討(1、2)や調査活動(3-5)を進めた。接続技術の検討においては、市販されているUSB over IP機器を対象として、機器のIPアドレスの隠蔽とアクセス制限・接続認証を行うことを目的としたプロトコル代理応答装置を作成し、代理応答装置を利用したサービスパーツ間接続機能確認実験を実施した。実験結果より、(a)代理応答装置のIPアドレスをサービスパーツのIPアドレス情報として全世界に公開する、(b)外部のユーザは、代理応答装置との間でUSB over IPプロトコルを利用することで、間接的にサービスパーツを利用できる、(c)代理応答装置に対して外部ユーザからのIPパケットをフィルタさせる仕組みを導入することでアクセス制限を行うことが可能になる、といった基本的な要素技術を実証することができた。探索技術においては、P2P技術を用いて、サービスパーツデータベースを分散的に構築し、全世界に渡って存在するデータベースから効率的に所望のサービスパーツを見つけ出す技術として、協調サービスピア型サービスパーツ検索手法を検討し、グループ内クライアント数が同一の場合、単純スーパーピア型と比較して検索成功率を再大8倍程度高めることができることを確認した。以上、uGid環境構築に向けた基本的な技術の確認を行うことができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] ユビキタスグリッドネットワーキング環境(uGrid)実現に向けたサービスパーツ間接続実験2008

    • 著者名/発表者名
      碓井 亮太
    • 学会等名
      電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会
    • 発表場所
      石垣市大浜信泉記念館
    • 年月日
      2008-03-14
  • [学会発表] ユビキタスグリッドネットワーキング環境(uGrid)における検討課題2008

    • 著者名/発表者名
      碓井 亮太
    • 学会等名
      電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会学生ワークショップ
    • 発表場所
      石垣市大浜信泉記念館
    • 年月日
      2008-03-13
  • [学会発表] ユビキタスグリッドネットワーキング環境(uGrid)の研究提案2007

    • 著者名/発表者名
      岡本 聡
    • 学会等名
      電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会
    • 発表場所
      小金井市NICT
    • 年月日
      2007-10-12
  • [学会発表] ユビキタスグリッドネットワーキング環境(uGrid)の提案2007

    • 著者名/発表者名
      岡本 聡
    • 学会等名
      電子情報通信学会ソサイエティ大会
    • 発表場所
      鳥取市鳥取大学
    • 年月日
      2007-09-10

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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