研究課題/領域番号 |
19500069
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
中西 通雄 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (30227847)
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研究分担者 |
安留 誠吾 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (50252721)
桝田 秀夫 京都工芸繊維大学, 情報科学センター, 准教授 (90304063)
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キーワード | 分散システム / OS設定演習 / サーバ構築演習 |
研究概要 |
平成20年度は、システム全体として,クライアントPCの数よりも多くのOSインスタンスを安全に稼働させる仕組みの検討および実装を行う計画であった。 まず、小型で高性能なブートサーバを構築する場合のボトルネック解析を行い、通常のHDDのように比較的ランダムアクセス性能を高くしにくいものと、容量を大きくできないが高速なランダムアクセス性能を有するDRAMをベースとするi-RAMと呼ばれる製品の比較に加えて、近年低価格化が進んだFlashメモリをベースとするSSD(Solid State Disk)を使用した場合の性能比較を行った(2008年9月発表)。 また、本研究では演習者用のOSインスタンスを安全に稼働させる為に、Xenの機能でDoma in-Oと呼ばれるドメインを本システムの管理用に限定し、利用者が使用するOSインスタンスはDomain-Uと呼ばれる完全に仮想化された環境で動作させることとしている。このとき、利用者の演習に対する進捗状況やデーモンなどの起動状態を安全に確認できる仕組みについて、Linuxのセキュリティ強化モジュールであるSELinuxを用いた構成について検討を行い、評価環境構築を行った(2008年9月発表)。 さらに、サーバ構築の演習をMoodle上に構築した場合に、Moodle側から演習者のOSインスタンスに対してSNMP経由で演習設定をしたサーバの動作確認を実施して、それを自動評価する仕組みの検討も行った(2008年10月発表)。
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