超高精細動画像信号の高圧縮可逆符号化に関する研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19500075
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: メディア情報学・データベース
• 研究機関: 宇都宮大学
• 研究代表者: 加藤 茂夫 宇都宮大学, 工学研究科, 教授 (00143529)
• 研究分担者: 長谷川 まどか 宇都宮大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (80322014)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: マルチメディア情報処理 / 情報圧縮 / 画像データ圧縮 / 可逆符号化 / 超高精細画像

研究概要

本研究では静止画像の可逆符号化方式として原理的に優れた方式であるマルコフモデル符号化を動画像信号の符号化に適用する際の問題点を明らかにし, これを解決することにより, 超高精細動画像信号の高圧縮可逆符号化方式を開発した。具体的には, 従来の手法に加え, 動き補償予測ベクトルも利用してマルコフモデル符号化の参照画素を決定し, 高圧縮可逆符号化を実現した。

研究成果

• [雑誌論文] Schalkwijk符号の概念を用いたディザ化画像の効率的符号化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大和田久司, 長谷川まどか, 加藤茂夫
  • 雑誌名: 画像電子学会誌 vol.37, no.1 ページ: 25-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] ウェーブレット変換を利用した可逆電子透かし方式の一提案 (2007)
  • 著者名/発表者名: 辻正博, 長谷川まどか, 加藤茂夫
  • 雑誌名: 画像電子学会誌 vol.36, no.6 ページ: 876-8820
  • 査読あり
• [学会発表] 高精細動画像信号の可逆符号化における動き補償ブロックサイズについての検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大和田久司, 長谷川まどか, 加藤茂夫
  • 学会等名: 映像情報メディア学会研究報告
  • 発表場所: (Vol.31, No.37, 13-16)
  • 年月日: 20080813-16
• [学会発表] 乗算型2値算術符号による静止画像の可逆符号化について (2008)
  • 著者名/発表者名: 高野展寿, 長谷川まどか, 加藤茂夫
  • 学会等名: 画像電子学会第237回研究会
  • 発表場所: (07-05-07, 41-45)
  • 年月日: 20080300
• [学会発表] Lossless Coding Lossless Coding of Printed Images by Markov Model Coding Method (2007)
  • 著者名/発表者名: Koji Arakawa, Madoka Hasegawa, Shigeo Kato
  • 学会等名: IEVC2007
  • 発表場所: Cairns, Australia(2P-6)
  • 年月日: 20071100
• [図書] 画像電子情報ハンドブック(画像電子学会) (2008)
  • 著者名/発表者名: 長谷川まどか, 加藤茂夫, 他著者多数
  • 出版者: 東京電機大学出版局