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2008 年度 実績報告書

新聞記事を用いた対話型訴訟相談支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 19500087
研究機関岩手県立大学

研究代表者

槫松 理樹  岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (00305286)

キーワード情報抽出 / 照応解析 / 新聞記事解析 / 法情報処理
研究概要

本研究においては、同一トピックに関する複数記事の収集手法として、次にあげる手法を提案・検討した。(1)前処理:前処理として、「同〜という表現の同の部分を元に戻す」「相対表記を絶対表記に戻す」「漢数字をローマ数字に対話的に変換する」を行い、新聞記事中で省略されている情報の補間を行う。(2)同一トピック記事の検索・収集:同一の事件、事故を扱っている記事を検索・収集するために、初めに記事を、冒頭部と本文とに分割する。次にそれぞれの部分を文節(名詞や動詞+助詞)に分割し、これを出現順も含め保持することで、文節リストを作成する。次に、冒頭部間、本文間、本文・冒頭部間の類似度を計算し、閾値以上の場合は、同一トピックの記事としてみなす。類似度の計算は、同一文節に対する編集距離および語彙毎の重みを活用する。
本手法に対し、Web上の新聞記事50件を対象とした実験を行った。結果として、人が正しいとした記事のほうが高い類似度を持つ結果となった。また、冒頭部と本文を分けた場合や“同"や相対表現を変更した場合のほうが高い精度を得られた。これらの結果から本手法で用いた方法の可能性が見受けられた。しかし、類似度の低い正解がある、すべての正解において類似度が高いわけではない、といった問題点も見受けられた。今後はこれらの点を改善していく必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 複数記事の融合・再構築による情報抽出手法の提案2008

    • 著者名/発表者名
      槫松理樹
    • 学会等名
      平成20年度電気関係学会東北支部連合大会
    • 発表場所
      日本大学工学部キャンパス
    • 年月日
      2008-08-21

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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