研究概要 |
研究目的は医療診断において重要な診断要素である画像診断情報を提供する診療放射線技師のためのインターネットを用いた画像診断学習支援システムを構築することである。このシステムを構築することにより、1)診断機器の画像構成原理が学習できる。2)各種モダリティーで作成された画像の読影技術の要点を学習ができる。3)診療放射線技師国家試験問題シミュレーションができる。4)画像読影における疑問点などを講師(教員)に1対1で質問をおこない、講師のコメントを得るという双方向の情報交換ができる。これらの学習において、リレーショナルデータベース(RDB)を用いることで学習データ追加削除が容易にでき、進歩が早い医用画像診断技術の学習に有用となる。 平成20年度の研究実施計画において、コンテンツの作成及び作成したシステムのコンテンツの教育効果についてアンケート等の調査実験をおこない、その成果の公表をあげた。しかし、コンテンツ作成において計画したような十分な成果が現在得られず、発表をおこなうことができなかった。したがって、平成21年度において、コンテンツの教育効果についてアンケート等の調査実験をおこない、その成果について公表を学会等でおこなうこととした。 平成20年度の成果 1.学習者と講師の情報を双方向にやりとりできるコンテンツをPHP,sqlデータベースエンジンを用いて作成した。 作成したコンテンツの内容 (1)書籍「診療画像技術学のための読影の基礎」の電子ファイル化 。。。異なる質問形式のタイプ(A),(B)2つコンテンツを作成した。 (2)診療放射線技師国家試験問題の電子ファイル化 。。。異なる質問形式のタイプ(A),(B)2つコンテンツを作成した。 (3)講師と学習者の間でQ&Aができるツールの開発
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