研究概要 |
本年度における研究成果報告を下記に示す。 ○コンテンツの作成 1.CT、MRIなど工学機器の画像生成過程を理解する学習コンテンツ。2.画像処理技術における基礎技術を理解するコンテンツ。3.国家試験等の知識、技術修得ができるコンテンツ。4.学習成果を評価するコンテンツほぼ計画にあるコンテンツを作成したが、(2),(3)については完成度が低く公開には至らなかった。 ○作成した簡易システムの動作検証と有効性の検証 システムの有効性の動作検証のため、ノートパソコンに実装し、学外においてデモンストレーションを実施した。教育機関では岐阜医療科学技術大学において担当教員、病院関係では木澤記念病院において放射線技術者に、使用を説明し、ソフトウェアの使い勝手について意見を聴取して、システム問題点及び改良すべき点について検討した。以上の調査・検証では、作成したソフトウェアは概ね良好の評価を得た。 ○本研究の意義、重要性について 本システムを使用することで、本などのテキストベースでは教育及び自主学習が困難であった医用画像における読影技術の基本を簡易的に習得することができるようになった。具体的には、特殊なプログラミングの技術をもたない教員にも教材の作成が容易になった。 ○成果公開に関する業務については、下記のとおりほぼ計画どおり実施できた。 (1)医用画像情報学会(MII,6月,金沢)において発表をおこなった。 (2)電子情報通信学会(電子情報通信学会(教育工学),9月,信州大学)において発表をおこなった。
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