研究課題
本研究は、3次元グラフィックス表示され、マウスデバイスにより直接操作できるばかりでなく、実世界の「物」により初近い形式で定義ざれるソフトウェア部品化を行い、実世界で行っている「物」の構築過程により近い形式で、3次元応用ソフトウェアの開発を含む3次元マルチメディアコンテンツの生成を可能とする環境の実現を目指すものである。特に、3次元オブジェクト同士が衝突した際にどのように形状潜変形されるか、どのような衝突音が発生するか、近づいたときにどのような臭いがするかといった材質情報までも属性として扱うより高度なソフトウェア部品化を目指すものである。今年度の計画と成果は以下の通りである。(1)具象メディアとしてのソフトウェア部品化技術の研究申請者がカーネルプログラムの開発を行った3次元応用ソフトウェア開発支援システム・インテリジェントボックスを研究基盤システムとして用いて研究開発を行った。インテリジェントボックスが提供するソフトウェア部品の属性の追加と機能の拡張により、具象メディアとしてのソフトウェア部品化を進めた。(2)具象メディアの直接操作インタフェースの研究インテリジェントボックスでPhantomとよばれる力覚提示デバイスが利用できるように機能拡張を行った。バネモデルに基づき、3次元オブジェクトの形状を実時間変形させるアプリケーションとして、服飾デザインシステムを開発、しており、Phantomのほか、マウスを用いた場合の操作性について評価した。また、具象メディアの物理的な相互干渉により生じる音の生成のための機能と、具象メディアの臭い属性に対応したインタラクション技術研究のための臭い発生装置を制御する機能をそれぞれインテリジェントボックスに実装した。(3)具象メディアの編集生成技術の研究開発ユーザの操作履歴情報を元に具象メディアの自動合成を行う機能について検討を行った。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)
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Optics East 2007: Communications and Multimedia technologies Vol.6777
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