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2007 年度 実績報告書

利用者との対話に基づく複数文書要約手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500118
研究機関横浜国立大学

研究代表者

森 辰則  横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (70212264)

キーワード自動要約 / Scatter / Gather / 関連性フィードバック / ユーザインターフェース / 画像、文章、音声等認識
研究概要

本研究では、大量の文書に対する情報アクセス技術という観点から、文書群に対して生成された要約文章をディスプレイ上に電子的に提示したものを対話のインタフェースとすることを提案し、システムが行う文書群の内容提示のみならず、利用者が行う情報要求の指示も、電子的に提示された要約文章の上で統合的に行う仕組みを検討している。本年度は、特に以下の検討を行った。
1.提案手法全体に関する検討
情報検索インタフェースの手法で、検索文書のクラスタリングとクラスタの選択を繰り返すScatter/Gather法について、これを要約文章提示の観点から整理し直すことにより、利用者が行うべき作業、すなわち、概観する文書を読むことと情報を絞込むことの両者について、要約文章に対するマーク付け操作に集約できるという着想に基づき、対話的要約インタフェースを構築する手法について検討した。特に、文書要約と文書クラスタリングの関係について考察し、文書クラスタリングを先に行った後、その結果に基づいて要約文書を生成する手法が、利用者の情報要求を満たす要約文書を生成しやすいことが分かった。
2.自動要約に関連する情報抽出手法の検討
動向情報を含む文章の要約を目的として、動向情報に関する情報抽出に関する検討を行った。動向情報は統計量名と対応する値の組により表現されるが、値が連続した名詞句で表現されるのに対して、一つの統計量名を構成する表現は文章中に分かれて出現する。そのため、統計量名の部品を構成する要素を定義し、これらを個別に抽出する手法を提案しその有効性を示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 動向情報編纂のためのテキストからの統計量表現の自動抽出2008

    • 著者名/発表者名
      森辰則
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌 (採録決定)(印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 動向情報編纂のためのテキストからの統計量の自動抽出2007

    • 著者名/発表者名
      森辰則
    • 学会等名
      第21回人工知能学会全国大会
    • 発表場所
      宮崎
    • 年月日
      2007-06-22

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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