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2007 年度 実績報告書

正例に基づくパターン推論とその知識発見への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500125
研究機関九州工業大学

研究代表者

篠原 武  九州工業大学, 情報工学部, 教授 (60154225)

キーワードパターン言語 / 帰納推論 / 知識発見 / 正例からの学習
研究概要

本研究では、帰納学習・発見の対象として、パターン言語およびパターン言語の組を取り扱う。パターンとは、定数記号と変数からなる文字列である。例えば、a、bを定数記号、x、yを変数とすると、π=abxyやτ=axbxはパターンである。パターンπが表す言語L(π)は、πの変数に定数記号列を代入して得られる文字列全体である。たとえば、 L(π)={abwv | w、vは、a、bからなる文字列}、 L(τ)={awbw | wは、a、bからなる文字列}のようになる、複数パターンの組II=(π1、π2…、πn)で、パターン言語の和L(II) =L(π1)U L(π2)U...U L(πn)を表す。
これらの対象について、本年度は、つぎの事項について研究を行った。
(i)正例からの学習可能性 パターンの形や組を構成するパターン数に何らかの制約を設けないと正例からの学習は可能とならないことが知られている。そうした制約を明らかにするとともに、別の種類の制約を探索した。組を構成するパターン数については、多くの場合、上限を設けなくてはならない。しかし、パターン中の連続する定数記号の最大長に上限を設ければ、パターン数は任意有限個まで拡張することができる。
(ii)効率的学習可能性 パターンの組の学習アルゴリズムとしては、極小多重汎化(MMG)を基本として、高速化を考察した。また、パターン数の上限がない場合について、アルゴリズムの見直しを行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 空間索引のための射影法2008

    • 著者名/発表者名
      今村 安伸
    • 学会等名
      火の国シンポジウム2008
    • 発表場所
      長崎市
    • 年月日
      2008-03-06
  • [学会発表] 大量質問点の順序付けによる類似検索高速化に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      二宮 大輔
    • 学会等名
      火の国シンポジウム2008
    • 発表場所
      長崎市
    • 年月日
      2008-03-06
  • [学会発表] Fast Approximate Matching of Programs for Protecting Libre/Open Source Software by Using Spatial Indexes2007

    • 著者名/発表者名
      Arnoldo J. Muller
    • 学会等名
      Seventh IEEE International Working Conference on Source Code Analysis and Manipulation
    • 発表場所
      Paris、France
    • 年月日
      2007-09-30

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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