研究課題
基盤研究(C)
本研究グループで提案している重み付きウイナー利得に基づく方向推定法に関し、両耳受音信号からの複数音源方向推定における逐次処理を用いた精度向上法を開発し、性能を評価した。この結果は、国際雑誌IEEE Transactions on Audio, Speech and Language Processing(2009.1)に採録された。また、ヒト頭部の正中面上の音源定位精度を測定し、本提案方向推定処理との性能比較を行った結果、提案処理の方が高い精度であったことから、ロボット聴覚の処理としては問題ないものの、聴覚処理モデルとしてはさらに検討が必要であることがわかった。
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IEEE Trans. on Audio, Speech, and Language Processing Vol.19, No.1
ページ: 52-65