研究概要 |
平成20年度までの成果(1) 多視点選手位置推定法を、平成21年度では更に発展させ,選手の姿勢推定を試みた.また,背番号の方向認識のための(2) 背番号認識の研究に着手した.さらに,(1),(2)の成果を用いて,より詳細なアニメーション生成法の検討を行った. (1) 一般多視点面投影交差法の試み 平成20度に提案した,フィールド面に対する補助平面上での交差領域生成法を、任意平面で交差可能な、多視点面投影交差法への拡張を試みた.多視点映像における任意平面と選手の交差領域の抽出が可能となった. (2) 選手の背番号認識 背番号認識では,選手の姿勢や向きによる背番号の歪みや照明変化が問題となる.そこで,分散共分散行列を特徴量としたブースティングによる背番号認識を検討した. (3) より詳細なアニメーション生成の検討 従来の選手番号アバタにより詳細な振り付けを行うため,(1) の選手胴体軸推定結果を強調させる方法を検討した.また,実際の競技場の三次元構造を簡単なインタフェースを用いて復元する方式を検討した.
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