研究概要 |
1.感性パラメータ法の拡張 (1)感性音パラメータ 感性音パラメータ法の調査方法を確立し,嗅覚感性情報と視覚感性情報の関連性を明らかにした。従来のSD法(相対語間の5段階評価法)では評価し得なかった関連性が明らかになり,潜在的な感性評価を行うことが可能となった。 (2)感性ぬりえパラメータ ぬりえから感性情報を抽出することができ,民族間の相違について検討した。その結果,赤や黒などの独特な色彩に置いて民族間の相違を抽出することができた。中国ウイグル自治区の民族では赤と黒の使い分けにおいて日本人との相違が明らかになった。 (3)感性動きパラメータ ロボットの動きに対してどのような感情を抱くかについて調査方法を確立し,かわいいと思う動作について,追尾と停止距離との要素で関係を調べた。 2.感性パラメータの一般化 データーベース上で一元化された感性情報から,抽象化された感性パラメータ(相関因子と距離パラメータ)から一般化することができた。この結果を用いて,感性的な商品市場調査のシステムを構築することができる。 3.感性パラメータ測定・解析手法の公開と標準化 感性パラメータ調査シートの公開,感性パラメータ調査をモバイル環境でデータを収集できるようにした。
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