• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

感性工学分析技術としてのラフ集合上近似ルールモデルの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500183
研究機関広島国際大学

研究代表者

西野 達夫  広島国際大学, 心理科学部, 准教授 (00104076)

研究分担者 石原 茂和  広島国際大学, 心理科学部, 教授 (90243625)
キーワード感性情報学 / ラフ集合モデル / 感性工学 / インタフェース / 感性商品開発
研究概要

1. 感性工学におけるラフ集合上近似モデルの開発
従来の下近似ラフ集合モデルを拡張した上近似モデルをコンピュータプログラムとして実装し、ルールの評価尺度についても有効な幾つかの指標を構成し、顧客の感性ワード評価の主成分軸の組み合わせとして潜在的願望を明確化し、最終的に、そのデザイン・設計属性を同定するという、感性設計の多層構造に適用するためのラフ集合知的自動化システムを構築した。
2. 新デザイン分野での適用によるモデルの確認
ラフ集合知的自動化システムの有効性および修正点の点検を、自動車カーペットの感性デザイン設計という実際業務で確認するため、自動車カーペットの専門メーカー(株)すぎはらとの共同研究により、自動用カーペットとネームプレートデザイン開発の実験データに新ラフ集合知的自動化システムを実際に適用し、デザイン・開発のための知識獲得をおこなった。同一データの統計解析結果との比較により、一般的なデザインルールは上手く獲得できることが分かった。新しい発見的ルール獲得に対しては、決定ルール評価指標を組み合わせて評価することで可能であることが分かった。一方で、デザイナーの専門的視点とのコラボレーションが有効なことも明らかになった。これまでに一定の成果を上げることができたが、さらに発見的デザイン・開発決定ルールの評価手法の開発が今後の課題である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 感性工学分析技術としてのラフ集合モデル2009

    • 著者名/発表者名
      西野達夫
    • 雑誌名

      日本感性工学会誌 18巻

      ページ: 24-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Identification of Customers Kansei Needs and Pattern of Product Design By Rough Set Based Approach2009

    • 著者名/発表者名
      Tatsuo Nishino
    • 雑誌名

      日本感性工学会誌 (CD-ROM版)

    • 査読あり
  • [学会発表] Identification of Customers' Latent Kansei Needs and Product Design by Rough Set Based Approach2008

    • 著者名/発表者名
      Tatsuo Nishino
    • 学会等名
      2^<nd> European Conference on Affective Design and Kansei Engineering
    • 発表場所
      Helsingor (Sweden)
    • 年月日
      2008-06-21

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi