高階調古文書画像解析・分類手法の研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19500218
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 情報図書館学・人文社会情報学
• 研究機関: 龍谷大学
• 研究代表者: 岡田 至弘 龍谷大学, 理工学部, 教授 (30127063)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 古文書画像処理 / 地図画像解析 / 劣化画像復元

研究概要

古文書の文字領域内の墨の濃さの変化から運筆に関する特徴を解析する方法実際のシルクロード伝来の文書を対象に実験を進めた。古代紙の性質を精査し、紙の繊維の走向と紙漉きにおける繊維の分散の仕方によって表面的に計測できる高階調画像のデータの補正が必要となることを明らかにした。得られた知見および高階調画像DBは、国際敦煌プロジェクトデータベース(略称IDP URL http://idp.afc.ryukoku.ac.jp/)として公開した。

研究成果

• [学会発表] 特徴点の三角形分割による画像の対応付け (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡田、若間、芝
  • 学会等名: 電子情報通信学会PRMU研究会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2008-11-27
• [学会発表] 大谷コレクション「本草集注序録」・「比丘含注戒本」用紙の科学分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡田、坂本、江南、森、滝澤、河野
  • 学会等名: 日本文化財科学会第25回大会
  • 発表場所: 鹿児島大学
  • 年月日: 2008-06-14
• [学会発表] 大谷コレクション五代時代経典「維摩詰所説経」, 「妙法蓮華経」の用紙の科学分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡田、坂本、江南、土屋、河野、増田
  • 学会等名: 日本文化財科学会第25回大会
  • 発表場所: 鹿児島大学
  • 年月日: 2008-06-14
• [学会発表] 国際敦煌プロジェクトデータベースの展開-巻子本のアーカイブに関する検討 (2007)
  • 著者名/発表者名: 岡田、坂本、Imre、江南
  • 学会等名: 人文科学とコンピュータシンポジウム
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2007-12-13
• [学会発表] 劣化画像解析による古地図におけるランドマークの鮮鋭化 (2007)
  • 著者名/発表者名: 岡田、若間
  • 学会等名: 人文科学とコンピュータシンポジウム
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2007-12-13
• [学会発表] 劣化画像解析による古地図からのランドマーク抽出の検討 (2007)
  • 著者名/発表者名: 岡田、若間
  • 学会等名: 日本国際地図学会平成19年度定期大会
  • 発表場所: 法政大学
  • 年月日: 2007-08-26
• [図書] 古典籍デジタルアーカイブ研究センター研究成果報告書 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡田
  • 総ページ数: 179
  • 出版者: 龍谷大学