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2007 年度 実績報告書

世界トップレベルを目指す科学教育の中核を担う統計基礎教育カリキュラムの研究と提案

研究課題

研究課題/領域番号 19500242
研究機関玉川大学

研究代表者

二宮 智子  玉川大学, 経営学部, 教授 (50328019)

研究分担者 渡辺 美智子  東洋大学, 経済学部, 教授 (50150397)
深沢 弘美  東京医療保健大学, 医療保健学部, 講師 (50245346)
渡邊 公夫  早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (50015913)
橋本 紀子  関西大学, 経済学部, 教授 (60198687)
キーワード数学教育 / 統計教育 / カリキュラム
研究概要

我が国の統計基礎教育カリキュラムの提案に向け,当該年度は主としてその基礎作りとして次の研究を行った。
1.諸外国の初等・中等数学教育における統計教育カリキュラムの比較研究として次の研究を行った。 (1)先行研究として行ったニュージーランド現地調査による情報を基にニュージーランドのカリキュラムをまとめた。 (2)中国の教育カリキュラムについて、指導要領と教科書を基に詳細を調査しまとめた。 (3)フィンランドの数学教科書の収集を行った。 (4)オーストラリアの現地調査を実施し,小中高大それぞれの教員へのヒヤリングを通してカリキュラムと教育教材の情報を得た。また教科書などの資料収集を行った。 (5)先行研究で調査した諸外国(シンガポール、アメリカ、イギリス、韓国、オーストラリア)を含めたカリキュラムの教育内容の比較表を作成した。
2.玉川学園中学年(小5-中2)の統計教育カリキュラムを検討し、統計教育の可能性を検討しながら教育実践を行った。また成果を雑誌への投稿を通して公開した。詳細は次のとおりである。 (1)カリキュラム実施に向けての勉強会の開催(5-7月の問に3回)。(2)実施カリキュラム案の作成(ニュージーランドの教科書を基に本学園向けの内容に修正)。(3)テキストの作成(中学1・2年生用)。(4)7月(2年生)と9月(1年生)に統計教育を実施。(5)来年度に向けて東京都グラフコンクールへの参加を前提とした勉強会を開催(11月、講師:成瞑大学・中西寛子教授)。(6)雑誌・教育科学「数学教育」2008年2月号(明治図書)で授業実施の成果を発表(伊部敏之「統計教育へのチャレンジ」)。
今年度の研究成果を来年度に引き継ぎ、さらに発展させていく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 統計基礎教育カリキュラムの国際比較〜中国の指導要領と学習内容2008

    • 著者名/発表者名
      二宮 智子
    • 雑誌名

      数学教育学会誌 臨時増刊

      ページ: 137-139

  • [雑誌論文] オーストラジアの統計教育-ヴィクトリア州の初等中等教育における統計教育カリキュラム2008

    • 著者名/発表者名
      深沢 弘美
    • 雑誌名

      数学教育学会誌 臨時増刊

      ページ: 140-142

  • [学会発表] シンガポールの初等・中等数学における統計教育カリキュラム2007

    • 著者名/発表者名
      二宮 智子
    • 学会等名
      日本科学教育学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2007-08-19
  • [学会発表] ニュージーランドの統計教育カリキュラム2007

    • 著者名/発表者名
      深沢 弘美
    • 学会等名
      日本科学教育学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2007-08-19

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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