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2009 年度 実績報告書

世界トップレベルを目指す科学教育の中核を担う統計基礎教育カリキュラムの研究と提案

研究課題

研究課題/領域番号 19500242
研究機関関西大学

研究代表者

橋本 紀子  関西大学, 経済学部, 教授 (60198687)

研究分担者 渡邊 公夫  早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (50015913)
渡辺 美智子  東洋大学, 経済学部, 教授 (50150397)
キーワード統計教育 / 数学教育 / パソコン支援 / 教材用データ / 学習支援教材 / 解説テキスト / モデル授業 / 授業ワークシート
研究概要

実施計画に基づき、本年度は(1)昨年に引き続き、統計教育に関し先駆的な諸外国の教材・実践例の情報収集を行った。今後、webページを通じて紹介していく。(2)日本版Census At Schoolのwebページが作成され、実働できる状態となった。このページの紹介に努め、また小中学生を対象とするセミナーを行い、実際に日本版Census At Schoolを利用してもらい、データ分析に親しんでもらう機会を設けた。(3)データを利用し、実践的に統計学を学んでいく上で、コンピュータやソフトウェアの利用は欠かせない。従来、市販の表計算ソフトを用いて統計教育を行う試み、あるいは独自のソフトウェア環境を準備し統計教材とする試みがなされてきたが、前者では費用の問題が生じ、後者では汎用性に欠ける。そこで、本研究では、オープンソースでフリーのソフトウェアであるデータ解析環境「R」を利用することを考えた。費用の問題は生じないし、開発のスピードが速く、日本のみならず諸外国で開発された成果をも利用していくことができる。また近年、Rの利用者は世界中で急増していることから、グローバル化が進む中、将来性のあるソフトウェアと考えられる。本年は、Rに組み込まれた教育開発用機能を利用し、小中学生用教材の開発に着手した。算数・数学のみならず、社会や理科の授業でも利用可能なように、児童・生徒にとって身近なデータが組み込まれすぐに利用できる、統計を生きた形で学んでいくことのできる教材であるRコマンダー上で動くプラグイン、RcmdrPlugin. DAToolsforKidsの開発を行った。このプラグインは、その利用法やRに関するさまざまな情報とともに、webページで公開していく。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 統計教育をめぐる現状とRの可能性2010

    • 著者名/発表者名
      橋本紀子
    • 雑誌名

      統計数理研究所共同研究リポート 249

      ページ: 1-4

  • [雑誌論文] Rコマンダープラグインとしての教育用パッケージの開発2010

    • 著者名/発表者名
      荒木孝治
    • 雑誌名

      統計数理研究所共同研究リポート 249

      ページ: 21-41

  • [学会発表] RおよびRcmdrを利用した教育用プラグインの開発2010

    • 著者名/発表者名
      荒木孝治
    • 学会等名
      第6回 統計教育の方法論ワークショップ
    • 発表場所
      成蹊大学
    • 年月日
      2010-03-05
  • [学会発表] Rコマンダー上で動く、統計教育用プラグインの開発2009

    • 著者名/発表者名
      荒木孝治、橋本紀子、長畑秀和
    • 学会等名
      日本行動計量学会第37回大会
    • 発表場所
      大分大学医学部
    • 年月日
      2009-08-05
  • [備考]

    • URL

      http://www.ec.kansai-u.ac.jp/user/t902375/toukei/

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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