研究課題
基盤研究(C)
ラットやネコの大脳皮質ではパルブアルブミン(PV)含有GABA抑制細胞はgap結合(電気的シナプス)で互いにつながり、同期発火する。サル大脳皮質でもgap結合はPV陽性樹状突起上に存在したが、ネコでは個のPV細胞が数十個のgap結合を持つのに対し、サルでは2~8個のgap結合を持つのみであった。錐体細胞の細胞体周囲に終末を持つバスケット細胞はGABA抑制細胞であり、PV陽性であることが知られている。霊長類では1つの錐体細胞を取り囲むPV終末はげっ歯類よりも多い。げっ歯類では電気的シナプスを介した抑制細胞が同期発火し、興奮性錐体細胞を抑制するのに対し、霊長類では単一の抑制細胞が強力に錐体細胞を抑制し、GABA細胞が同期して行う錐体細胞の抑制は弱いと考えられる。
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