研究課題/領域番号 |
19500323
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 京都府立医科大学 (2008) 大阪大学 (2007) |
研究代表者 |
西村 伊三男 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教(学内講師) (70362621)
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研究分担者 |
吉川 和明 大阪大学, たんぱく質研究所, 教授 (30094452)
福居 顯二 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (50165263)
土田 英人 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (40336748)
正木 大貴 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (00457970)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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キーワード | 神経幹細胞 / 成体ニューロン新生 / ニューロン死 / necdin / MAGE |
研究概要 |
脳の発達異常症であるプラダ-・ウィリー症候群の感受性遺伝子necdinは、分化したニューロンに発現し、細胞増殖と死を抑制することにより最終分化の安定化に重要な働きをしている。Necdin/MAGEファミリーはヒトで30種類以上存在するが、ショウジョウバエには単一のMAGEしかない。本研究ではnecdin欠損マウスとMAGE RNAiショウジョウバエを用いて、神経発生、なかでも成体ニューロン新生における機能解析を行った。Necdin欠損マウス海馬では神経幹細胞と新生ニューロンの数に変化はなかった。一方、MAGE RNAiショウジョウバエでは、神経前駆細胞とニューロン数が増加した。また、MAGE過剰発現によりニューロン数は減少し、神経突起の分化異常がみられた。以上より、MAGEは神経幹細胞の細胞周期制御とニューロン分化に重要な役割を果たすことが示唆された。
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