研究概要 |
本年度は、骨異常と片眼性異常(右目)を検討するためのアスパラギン酸・グルタミン酸輸送体欠損マウス、citrin^<-/->,aralar^<+/->マウスコロニーの充実を計画した、しかしながら、マウス飼育施設内での感染事故により交配が制限されたため、当初予定の交配数を確保できなかった。得られたノックアウトマウスを用いて以下の結果を得た。 1Citrinノックアウトマウス(citrin^<-/->)より、線維芽細胞株を樹立した。野生型のマウス線維芽細膿株とともに、線維芽細胞の増殖に対するグルコース濃度やピルビン酸の影響を検討している。 2Citrin^<-/->,aralar^<+/->マウスは15匹得られたが、3匹が離乳前に死亡した。 3Citrin^<-/->,aralar^<+/->マウスの3匹で片眼性異常が認められた。そのうち、一匹では左目の異常であった。今までに得られたcitrin^<-/->,aralar^<+/->マウスのうち、片眼性異常を示したマウスを一年以上観察しているが、両眼性の異常に発展したものは、観察されなかった。
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